【3次元CAD（Computer Aided Desigin）】とは、コンピュータ内部の仮想3次元座標空間上に、縦、横、奥行のある対象物の立体形状を描くCADシステムのこと。

3次元モデルとは、3次元CADで作成したモデルデータであり、製品や建物などの形状を立体的に検証できるものを言う。対象物の各部分の位置を3次元座標で表し、2次元CADでは十分表現できない自由曲線などの立体形状も表現することもできる。

3種類の図形要素がある。
（１）輪郭の線のみで表す・・・ワイヤフレームモデル
（２）多角形の面のみで表す・・・サーフィスモデル
（３）中身が詰まった実物に近い構造物を表す・・・ソリッドモデル

現代のモノづくりにおいては、3D CADを使うことは特別なことではなくなりました。
特に製造業の設計では、3D CADのスキルは必須といっても過言ではありません。
よって、3D CADのスキルを身に付けることは、仕事の幅がグーンと広がり、会社の評価も高くなると考えます。

価格や機能の違いで分けると次の3種類に分けられる。

1. ハイエンドCAD＝CATIAなど

2. ミッドレンジCAD＝SolidworksやInventorなど

3. ローエンドCAD＝123D DesignやRhinocerosなど

廉価で高機能なFusion360は、機能的に考えればミッドレンジCADレベルですが、導入コストが年間数万円と考えると画期的な3D CADと言えます。

この3D CADライセンス価格表は、当校にて2021年8月21日現在、各サイトを調べた結果を一覧表にまとめたものです。一部を除いて、価格は税込み価格です。CADソフト価格の参考程度にご覧いただけると有難いです。

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ＢＩＭとは、Building Information Modeling（ビルディング インフォメーション モデリング）の略で、簡単に言うと建物の企画から基本設計、実施設計、施工、維持管理までを3Dモデルを中心として活用していく取り組みです。

BIMは、初めから建物用の3DCADで設計して、3Dモデルから2D図面を作成します。

3次元モデルの編集に追従しながら2Dの設計図書を完成させることができます。

れに比べて、3DCADは、2D図面を作成してから3Dモデルを作る流れになります。

設計変更があると2D図面を修正してから3Dモデルを作成します。

そこで、CADの求人情報の中では・・・
大まかにいうと「ＢＩＭ」は建築、土木系の３DCADのこと。「３ＤＣＡＤ」は製造業の機械系3DCADのこととです。どちらもこれからのデジタル時代に必要なスキルと言えます。慢性的な人材不足状態です！

一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催する「3次元CAD利用技術者試験」があります。「3次元CAD利用技術者試験」は、等級が3段階に分かれています。

（１）2級　 ・・・機械系3次元CADを利用する上で必要となる知識を問う試験

（２）準１級・・・機械系3次元CADの実技の能力を問う試験

（３）1級　 ・・・機械系3次元CADの実技の能力を問う試験